実家じまい・実家の片付け

実家の片付けはどこから始める?進める順番と挫折しないコツ

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実家の片付けはどこから始める?進める順番と挫折しないコツ

実家の片付けは、玄関を開けた瞬間に「無理かもしれない」と感じるところから始まります。物が多く、どれも捨てていいのか判断がつかず、結局その日は何も進まないまま帰る——よくある1日目の風景です。

結論を先にお伝えすると、実家の片付けは「判断が要らない場所」から始めるのが鉄則です。玄関・廊下・洗面所といった、思い出の少ない場所から手をつけると作業が進み、それが次の日の力になります。この記事では、進める順番と仕分けのルール、手が止まったときの対処法を整理します。

片付けを始める順番

判断が要らない場所から始める

最初に手をつけるべきは、「捨てるかどうか迷わない物」が多い場所です。おすすめの順番は次の通りです。

  1. 玄関・廊下・階段 傘、古い靴、チラシなど。判断が早く、片付いた実感が得やすい場所です
  2. 洗面所・浴室・トイレ 使いかけの日用品、古いタオル。ほぼ迷いません
  3. キッチン 賞味期限切れの食品、欠けた食器、使っていない調理器具。量が多く、成果が目に見えます
  4. 押し入れ・物置・納屋 量は多いものの、中身は不用品が中心のことが多い場所です
  5. 居間・寝室 生活用品と思い出の品が混ざり始めます
  6. 仏間・書斎・アルバム類 最も判断に時間がかかるため、最後に回します

逆に、アルバムや手紙から始めると手が止まりやすくなります。1枚ずつ見入ってしまい、半日で数センチしか進まないためです。思い出の品は「最後にまとめて向き合う」と決めておくほうが、結果的に丁寧に扱えます。

先に貴重品と重要書類だけ探す

順番の前に、ひとつだけ例外があります。通帳・権利証・保険証券・遺言書などの重要書類は、片付けの流れで処分してしまう前に探しておきます

  • 預貯金通帳・印鑑・キャッシュカード
  • 権利証(登記識別情報)・保険証券・年金手帳
  • 遺言書・エンディングノート
  • 現金・商品券(仏壇の引き出し、本の間、タンスの奥に入っていることがあります)

仕分けは4つの箱で進める

物を1つずつ「いる・いらない」で考えると、判断疲れで手が止まります。部屋単位・引き出し単位で、4つに分ける方法が現実的です。

分類中身進め方
残す引き継ぐ物、使う物持ち帰る人・置き場所まで決める
売る値がつきそうな物まとめて買取に出す
処分する明らかな不用品自治体か業者へ
保留判断に迷う物箱に入れて先に進む

大切なのは保留の箱を先に用意しておくことです。迷った物をその場で決めようとすると作業が止まります。保留に入れて先に進み、全体が見えてから改めて判断すると、判断が早くなります。

ワンポイント

保留の箱は「期限」をセットにすると機能します。「次に来たときにもう一度見る」「半年後まで使わなかったら処分する」など、家族で決めておくと、保留が永久保留になるのを防げます。

親が元気なうちに片付ける場合

親が存命で、実家に住んでいる、または施設に移ったばかりという場合は、進め方が変わります。本人の同意なく物を捨てると、信頼関係を損ないます

  • 「捨てる」ではなく「教えてもらう」から入る 「大事な物はどれ?」「これは誰にあげたい?」と聞く形にすると、話が進みやすくなります
  • 本人の所有物と、家の設備・共有物を分けて考える 古い家電や壊れた家具など、思い入れの薄い物から相談すると入りやすくなります
  • 一度に全部やろうとしない 帰省のたびに1部屋ずつ、と決めるほうが長続きします

親が片付けに拒否感を示す場合、「片付け」という言葉自体が「自分の人生を否定された」と受け取られていることがあります。「安全のために動線を広くしたい」「探し物が見つかりやすいようにしたい」といった目的から話すと、受け入れられやすくなります。

生前のうちに整理を進める考え方は生前整理で出た物の買取でも解説しています。

片付けが進まない・うんざりしたときは

実家の片付けは、体力より気持ちが先に消耗します。「もう嫌になった」と感じるのは、作業量が個人の許容を超えているサインです。

手が止まる原因と対処

原因対処
量が多すぎて終わりが見えない1部屋・1日と範囲を区切り、達成できる単位にする
捨てる判断がつらい保留の箱を使い、判断を後回しにする
きょうだいの協力が得られない費用負担で調整する、業者に任せる範囲を増やす
遠方で通う負担が大きい現地作業を業者にまとめて依頼する
親の物を捨てる罪悪感写真に残す、一部だけ形見として残す

業者に任せる判断をしてよい

すべて自力でやる必要はありません。特に次のケースでは、業者に依頼したほうが結果的に負担も費用も抑えられることがあります。

  • 遠方で、往復の交通費と宿泊費が積み上がっている
  • 量が多く、自力では数か月かかる見通し
  • 大型家具・家電の運び出しが体力的に難しい
  • 期限(売却・退去・相続手続き)が迫っている

費用の目安は遺品整理の費用相場、業者の見極め方は遺品整理業者の選び方にまとめています。一人で抱えている場合は一人っ子の実家片付けも参考にしてください。

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まとめ

  • 片付けは判断が要らない場所(玄関・水回り・キッチン)から始めると進む
  • アルバム・手紙・仏間は最後。最初にやると手が止まりやすい
  • 例外として、貴重品と重要書類は最初に探し出す
  • 仕分けは残す・売る・処分する・保留の4分類。保留の箱が作業を止めないコツ
  • 親が元気なうちは「捨てる」ではなく大事な物を教えてもらうところから入る
  • 手が止まったら範囲を区切る・業者に任せる範囲を増やす。全部を自力でやる必要はない
実家の片付けはどこから始めればいいですか?

判断が要らない場所から始めます。玄関・廊下、洗面所や浴室、キッチン、押し入れ・物置の順に進め、居間や寝室、最後にアルバムや仏間という流れが進めやすいです。ただし通帳・権利証・保険証券・遺言書などの重要書類だけは、片付けを始める前に探し出しておきます。

実家の片付けの順番にコツはありますか?

思い出の品を後回しにすることです。アルバムや手紙から始めると1枚ずつ見入ってしまい作業が止まります。また、物を1つずつ判断せず「残す・売る・処分する・保留」の4分類に分け、迷った物は保留の箱に入れて先に進むと手が止まりません。

親が物を捨てさせてくれないときはどうすればいいですか?

「片付ける」という言葉が自分の人生を否定されたように受け取られていることがあります。「大事な物はどれか教えてほしい」「転んだら危ないので通り道を広くしたい」といった目的から話すと受け入れられやすくなります。壊れた家電など思い入れの薄い物から相談するのも有効です。

実家の片付けにうんざりしてしまいました。どうすればいいですか?

作業量が個人の許容を超えているサインです。1部屋・1日と範囲を区切って達成できる単位にする、迷う物は保留にする、業者に任せる範囲を増やす、といった方法があります。すべて自力でやる必要はなく、遠方で通う負担が大きい場合や量が多い場合は依頼したほうが負担も費用も抑えられることがあります。

実家の片付けはどのくらい時間がかかりますか?

物量と通える頻度によって大きく変わります。自力で月1〜2回の帰省で進める場合は半年から1年以上かかることも珍しくありません。業者に依頼する場合は、3LDK・一戸建てで数日から1週間程度が一般的です。売却や相続手続きの期限がある場合は、逆算して計画を立てることをおすすめします。

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