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香典を郵送するときのマナー|現金書留の送り方と手紙の短い例文

約15分で読めます 家族ナビ編集部
香典を郵送するときのマナー|現金書留の送り方と手紙の短い例文

遠方に住んでいる、体調が優れない、仕事の都合がつかない——葬儀に参列できない事情はさまざまです。訃報を後から知って、どう対応すればよいか迷う方も少なくありません。

結論を先にお伝えすると、香典を郵送する場合は現金書留を使います。普通郵便で現金を送ることは郵便法で認められていません。時期は葬儀後1週間から1か月以内、遅くとも四十九日までが目安です。この記事では、送り方の手順と、同封する手紙の短い例文を紹介します。

香典は現金書留で送る

普通郵便では送れない

現金を郵送する場合、専用の現金書留封筒を使い、現金書留として差し出す必要があります。普通郵便の封筒に現金を入れて送ることは認められていません。

現金書留の料金は、基本料金に480円が加算されます(損害要償額1万円まで。以降5,000円ごとに11円加算、上限50万円)(出典: 日本郵便、調査時点)。

送り方の手順

  1. 郵便局の窓口で現金書留封筒を購入する(1枚21円。大型サイズもあります)
  2. 香典袋にお札を入れ、表書き・氏名・住所・金額を記入する(郵送でも香典袋は必要です)
  3. 香典袋と手紙を現金書留封筒に入れる
  4. 封筒の所定欄に差出人・宛先・金額を記入する
  5. 窓口で差し出す(ポスト投函はできません)

香典袋の書き方は香典袋の書き方、お札の入れ方は香典袋のお金の入れ方で解説しています。金額の目安は香典の相場をご覧ください。

ワンポイント

香典袋に入れずに現金だけを送るのは避けてください。現金書留封筒には香典袋がそのまま入るサイズのものがあります。窓口で「香典を送りたい」と伝えれば、適したサイズを案内してもらえます。

いつまでに送るか

状況送る時期
訃報を早く知り、参列できないとわかっている葬儀の翌日から1週間以内
葬儀後に訃報を知った知ってから1週間以内
かなり後になって知った四十九日までを目安に。過ぎた場合は「御仏前」で

葬儀当日に届くように送るのは避けます。当日は遺族が最も慌ただしく、受け取りの対応が負担になるためです。

四十九日を過ぎてから送る場合、表書きは「御霊前」ではなく御仏前にします(宗派による違いは香典袋の書き方を参照)。

送り先

喪主の自宅宛に送るのが基本です。斎場宛は、葬儀後に受け取り手がいなくなるため避けます。

喪主の住所がわからない場合は、共通の知人に確認するか、故人の勤務先を通じて問い合わせる方法があります。どうしてもわからない場合は、無理に送らず後日改めて弔問を申し出るほうが確実です。

同封する手紙の短い例文

現金だけを送ると事務的な印象になるため、便箋1枚程度の短い手紙を添えます

書くときの決まりは3つです。

  • 前文(拝啓などの頭語や時候の挨拶)は省く
  • 重ね言葉を避ける(「重ね重ね」「たびたび」「ますます」「再び」など)
  • 直接的な表現を避ける(「死ぬ」→「ご逝去」、「生きていた頃」→「ご生前」)

例文1: 友人・知人へ(もっとも短い形)

このたびは〇〇様のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。 遠方のため参列がかなわず、まことに申し訳ございません。 ささやかではございますが、心ばかりの香典を同封いたしました。 ご霊前にお供えいただければ幸いです。 ご家族の皆さまが心穏やかに過ごされますようお祈り申し上げます。

例文2: 訃報を後から知った場合

〇〇様のご逝去を知り、驚いております。 ご葬儀に参列できませんでしたこと、深くお詫び申し上げます。 心ばかりではございますが、香典を同封いたしましたので、ご霊前にお供えください。 どうぞご無理をなさいませんよう、お体を大切にお過ごしください。

例文3: 職場関係へ

このたびは〇〇様のご逝去に際し、謹んでお悔やみ申し上げます。 やむを得ない事情により参列できず、失礼をお許しください。 心ばかりの香典を同封いたしました。ご霊前にお供えいただければ幸いです。 略儀ながら書中をもってお悔やみ申し上げます。

例文4: 親族へ

〇〇様のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。 本来であればすぐに伺うべきところ、事情によりかなわず申し訳ありません。 心ばかりの香典を同封いたします。 落ち着かれましたら、改めてお参りさせていただきたく存じます。

「香典を同封しました」と一言明記すると、遺族が封を開けたときに内容を把握しやすくなります。

後日弔問する場合

香典を郵送する代わりに、後日自宅へ弔問して直接お渡しする方法もあります。

  • 事前に連絡し、都合を確認してから訪問します。突然の訪問は避けてください
  • 訪問は葬儀後3日以降、四十九日までが目安です
  • 服装は喪服ではなく、地味な平服(黒や紺のワンピース、ダークスーツなど)が適しています
  • 長居せず、30分程度で切り上げます

弔問時の服装の考え方は法事・法要の服装マナーでも解説しています。

まとめ

  • 香典の郵送は現金書留のみ。普通郵便で現金は送れない
  • 現金書留は基本料金に480円加算(1万円まで)。窓口で差し出す
  • 現金だけでなく香典袋に入れてから現金書留封筒へ
  • 時期は葬儀の翌日から1週間以内が基本。四十九日を過ぎたら表書きは「御仏前」
  • 送り先は喪主の自宅。斎場宛は避ける
  • 手紙は便箋1枚程度。頭語・時候の挨拶は省き、重ね言葉を使わない
香典は普通郵便で送ってもいいですか?

送れません。現金を郵送する場合は専用の現金書留封筒を使い、現金書留として郵便局の窓口から差し出す必要があります。ポストへの投函もできません。料金は基本料金に480円が加算されます(損害要償額1万円まで、調査時点)。

香典を郵送するのはいつまでですか?

参列できないとわかっている場合は葬儀の翌日から1週間以内、葬儀後に訃報を知った場合は知ってから1週間以内が目安です。遅くとも四十九日までに送ります。葬儀当日に届くのは遺族の負担になるため避けてください。

郵送でも香典袋は必要ですか?

必要です。現金書留封筒に現金だけを入れるのは避け、香典袋に表書き・氏名・住所・金額を記入したうえで封筒に入れます。香典袋がそのまま入るサイズの現金書留封筒があるため、窓口で「香典を送りたい」と伝えれば案内してもらえます。

香典を送るとき手紙は必要ですか?

便箋1枚程度の短い手紙を添えるのが丁寧です。「拝啓」などの頭語や時候の挨拶は省き、お悔やみ・参列できないお詫び・香典を同封した旨を簡潔に書きます。「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉は避けてください。

香典はどこに送ればいいですか?

喪主の自宅宛が基本です。斎場宛は葬儀後に受け取り手がいなくなるため避けます。喪主の住所がわからない場合は共通の知人に確認するか、無理に送らず後日弔問を申し出るほうが確実です。

参考にした公的資料

※ 料金は本記事の調査時点のものです。改定される場合があるため、最新は日本郵便の公式サイトでご確認ください。

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